転勤が多いと、インターネットの解約金や契約の縛りの期間って、かなりネックですよね。
自衛隊で勤務されている方は引越しが多いので、「できれば、移転の時のリスクが少ない方が良い」という相談を受けることがあります。
そこで、今回は「いつ転勤になるかわからないので困っている」、という転勤族の方の為の記事です。
この記事で紹介している内容
- 自衛隊の官舎でインターネットを繋ぐ3つの選択肢
- 光回線をつなぐメリットとデメリットは?
- ホームルーターを利用した方がリスクがない?
- Wi-Fiってレンタルできるの?
一緒に確認していきましょう。
転勤が多く解約金が心配!自衛隊の官舎でインターネットを繋ぐ3つの方法!
全国津々浦々の自衛隊官舎を回ったわけではないので100%ではありませんが、官舎で工事可能なインターネット設備は「NTT光回線(フレッツ)」がダントツで多い印象です。
ですので、フレッツ光を含めた3つの選択肢になります。
- 光回線
- ホームルーター
- レンタルWiFi
光回線のメリットとデメリット
フレッツ光の設備が建物に引き込まれている時は、基本的に官舎(管理人?)に許可を取る必要はありません。
官舎自体がフレッツ光を繋ぐことを許可しているので、各家庭がそれぞれ光回線(フレッツ光)をつなぐことができます。
ただ、光のインターネットにもメリットとデメリットがあります。
光回線のメリット
- インターネットの通信速度が安定しやすい
- 固定電話が使える(別途月額必要)
インターネット回線の通信速度が安定しやすい(速い)
光回線のメリットは、やはり「インターネットの速度が速い」ことです。
- Youtubeの視聴
- DSやプレステなどを繋いでオンラインゲーム
- 複数台でのWi-Fi接続
などなど、ストレスなく使うことができます。
固定電話が使える
光回線を契約すれば、セットで「光電話」という固定電話が利用可能です。(月額料金は別途必要)
昔は電話回線を利用するためには、電話の加入権が必要で数万円の費用がかかりました。
でも、ひかり電話の場合は加入権なしでも固定電話が利用できます。
光回線のデメリット
- 工事が必要
- 工事費が高い
- ネットが繋がるまでの期間が長い
- 引っ越しの際、新たに工事と工事費が必要
- 解約金が高額
工事が必要
建物に光回線の設備が導入されていても、自宅まで光ファイバーを引き込むための工事が必要です。
たまに「無派遣工事」といって工事不要の建物もありますが、ほとんどの物件は無派遣工事になりません。
工事費が高い
光回線は工事費が高いです。
以前であれば、工事費無料のキャンペーンなどがありましたが、最近ではほとんどなくなってしまいました。
今はドコモ光だけ工事費が無料です。
ちなみにですが、建物にフレッツ光の設備が導入されていれば、ドコモ光やソフトバンク光も利用可能です。
ドコモ光やソフトバンク光は、NTTフレッツ光から設備を借りているので、会社が違うだけで同じものです。
※工事費参考(集合住宅)
- フレッツ光:16,500円
- ドコモ光:16,500円
- ソフトバンク光:26,400円
理由はよくわかりませんが、ソフトバンク光だけ、なぜか工事費が高額です。
ネットが繋がるまでの期間が長い
光回線は申込みしてすぐに使えるわけではありません。
申込みしてからネットが繋がるようになるまで、最短でも10日前後かかります。
平均すると、集合住宅タイプの場合は2週間~1カ月の間で工事完了されている方が多いです。
引越しの(移転)の際、工事と工事費が必要
解約金や契約期間は気にかけていても、意外と見落としがちなのが移転先での工事費です。
移転先で光回線を継続して利用する場合、もう一度、工事をする必要があります。
当然ですが、工事費もかかります。
解約金が高額
光回線の場合は、基本的に2年間の自動更新プランです。
なので、更新月以外での解約の際は数万円の違約金が必要です。
工事費を分割払いしている場合は、「違約金+工事費の残額」が一括請求されます。
光回線のメリットとデメリットのまとめ
「固定電話を繋ぎたい」
「インターネットはサクサク使いたい」
こんな場合には、光回線を利用するのがオススメです。
自衛隊の官舎は、ほとんどの建物でフレッツ光が導入されています。
フレッツ光が使えるということは、ドコモ光とソフトバンク光も利用可能です。
光回線を契約するなら、ドコモ光かソフトバンク光
2019年11月現在、個人利用者がフレッツ光を申込みメリットはありません。
以前はフレッツ光に申込むと、キャッシュバックやゲーム機などがもらえるキャンペーンがありましたが、現在は終了しています。
(※フレッツ光で○万円キャッシュバックと宣伝していたりしますが、貰えるのは個人ではなく事業用として利用する場合です。
現在、NTTは個人のインターネット回線には力を入れていませんので、個人申込みの場合は「ドコモ光」や「ソフトバンク光」の利用がお得です。
力を入れていない理由は、「個人向けのネット回線は儲からないから」だそうです。
ドコモ光とソフトバンク光を選ぶ基準
ドコモ光とソフトバンク光を選ぶポイントは以下の通りです。
- スマホがソフトバンク or ワイモバイル:ソフトバンク光
- スマホがドコモ:ドコモ光
スマホとネット回線のセット割引きが適用になるので、できるだけセットにするのがオススメです。
ネット回線の月額料金
・ドコモ光:4,400円
・ソフトバンク光:4,180円
いずれも、2年自動更新プランです。
ドコモ光、ソフトバンク光、申込みでキャッシュバックが貰えるのは代理店がやっているキャンペーンです。
キャッシュバックキャンペーンは様々な代理店がやっていますが、注意点もあります。
【キャッシュバックキャンペーンの注意点】
キャッシュバックの条件として、不要なオプションが付いていたり、キャッシュバックが貰えるまでの期間が長い代理店には要注意です。
※このような代理店は基本的には「キャッシュバックのこと忘れてくれればいいのに」というスタンスの会社が多いです。
この記事で紹介しているキャッシュバックが貰える代理店は、
- オプション不要(ドコモ光は申込みプランによってキャッシュバック金額が異なる)
- キャッシュバックが貰える期間が早い
代理店ですので安心してください。
ホームルーターのメリットとデメリット
ホームルーターのメリットとデメリットについてご紹介します。
ホームルーターのメリット
- 工事不要でコンセントに差すだけで使える
- ルーター本体が届いたその日から使える(最短申込み翌日)
- コンセントがある部屋なら、どこでも移動できる
工事不要でコンセントに差すだけで使える
ホームルーターは工事不要ですので、光のように工事までの期間待つ必要ありません。
なので、当然面倒な工事の立会いもなしです。
ルーターが届いたらすぐに使える
ホームルーターは申込後、最短で翌日に本体が届くので、あとは壁のコンセントに差すだけです。
電源を入れれば、WiFi環境の出来上がりです!
コンセントがある部屋なら、どこでも使える
ホームルーターはコンセントがある部屋なら、どこでも使えます。
光回線の場合だとルーターは固定されるので、部屋を移動することができません。
その点、ホームルーターだと「この部屋電波が弱いな」という場合は、ルーターごと移動させることができるので、通信速度が安定しやすいです。
ホームルーターのデメリット
- 光に比べると通信速度が安定しない
- 解約時に高額な違約金がかかるものもある
- ネットが使えない地域がある
光回線に比べると通信速度が安定せず、ネットが遅い場合がある
ホームルーターは、仕組上は光ファイバー並みの速度が出るとされていますが、実際のところは光回線よりも遅い場合があります。
ただ、インターネットの接続スピードに関しては、実際に使ってみてからでないと誰にもわかりません。
よく言われる「ネットが速い」「ネットが遅い」というのは、あくまで個々人の感覚です。
解約時の違約金が高い
工事が不要ですぐに使えるホームルーターですが、解約時の違約金が高いです。
主なホームルーターで、「ソフトバンクAir」と「WiMAXホームルーター」の2種類があります。
ホームルーターを使うほとんどの人が、上記のどちらかを使用しています。
光回線ほどではないものの、それぞれ解約時に違約金が設定されています。(ソフトバンクAirはかなり高額になる場合もあります)
ネットが使えない地域がある
山間部や通信設備が整っていない田舎などでは、ホームルーターのwifiが使えない地域もあります。
移転先でwifiの電波が届かない場合は、解約する以外ありません。
その際、違約金が発生する場合もあります。
光回線と同じように、ホームルーターにもメリットとデメリットがあるので、あなたの使用環境に合わせて選んでくださいね。
Wi-Fiルーターをレンタルする
工事不要で契約期間の縛りもなく、途中解約の違約金もない。
そんな夢のようなwifiがあればいいですよね。
実はあります。
自衛隊の官舎でインターネットを繋ぐ方法の3つ目。
具体的に言うと、外でも家の中でも使えるモバイルルーターをレンタルする方法です。
WiFiルーターをレンタルすることの、メリットとデメリットについてもご紹介します。
レンタルwifiルーターのメリット
- 契約期間の縛りがないのでいつでも解約できる
- 途中解約の違約金がいらない
- 工事不要ですぐに使える
- 外でも家の中でも利用できる
いつでも解約できる
レンタルwifiには、光回線やホームルーターのような契約期間が設定されていないので、いつでも解約できます。
短期間だけWiFiを利用したい時などにもピッタリな使い方です。
違約金がいらない
レンタルWiFiには契約期間の縛りがないので、いつでも途中解約可能です。
その際に、違約金を払う必要がありません。
工事不要ですぐに使える
レンタルWiFiはルーターが届いたその日から利用可能です。
光回線のように工事がいらないので、手軽に気軽に使うことができます。
家の中でも外でもどこでも使える
レンタルWiFiは、モバイル型のルーターなので、外に持ち運ぶことができます。
なので、家の中でも外でもどこでもWiFiが利用可能です。
仕事先や旅行先などでも活躍してくれるのが、モバイル型ルーターのメリット。
レンタルWiFiのデメリット
- 通信速度が遅い場合がある
- WiFiが使えない地域がある
- 家族の誰かが持ち出ししてしまうと、自宅からWi-Fiがなくなる
通信速度が遅い場合がある
レンタルWiFiはモバイル型のルーターなのですが、光回線やホームルーターに比べると、通信速度が遅いです。
速度が遅いといっても、youtubeの視聴やオンラインゲームなどは問題なく利用できます。
また、ホームルーターに比べて内蔵されているアンテナが小さいため、どうしても電波の受信感度が劣ってしまいます。
wifiを利用できない地域がある
ホームルーターと同じように、山間部や通信設備が整っていない田舎などでは、繋がりにくくなります。
あと、地下鉄や高層ビル内ではwifiの電波が届かないこともあります。
家族の誰かが持ち出すとwifiが使えなくなってしまう
レンタルWiFiは自宅でも外出先でも使えますが、家族の誰かがルーターを持ち出してしまうと、家の中はWiFiが利用できません。
なので、「ついうっかり外に持ってきてしまった」、、、家族から非難が集中するかもしれないので注意です。
レンタルWiFiのメリットとデメリットまとめ
自衛隊の官舎に最適なインターネット回線のまとめ
この記事では、転勤が多い方向けのインターネットのつなぎ方についてご紹介しました。
それぞれにメリット・デメリットがありますので、ご自身に合ったものを選ぶようにしてください。